理由があると分かりやすい
子どもと接していると、いろいろなことを伝えることになります。
受け入れてもらえなくなるのが、指示が連続するパターンだと思います。
「〇〇しなさい、〇〇はダメ、、、、」
これ、理由があると受け入れてもらいやすくなります。だって、納得できるから。
「〇〇しなさい、だって△△だから。」
大人はそれまでの積み重ねで理由がなくても理解できます。でも、子どもは違います。言われないと分からないのだと思います。
国語の教科書にも話し方の指導のところで出てきます。
理由で「誰かのため」を伝える
さて、理由を伝えるときの話です。説明するときの理由には話し手の価値観がにじみます。
「しずかにしなさい。みんなしてるから。」
「しずかにしなさい。小さい子が大きい音でびっくりするから」
理由を説明するときその人の考え方が問われます。だから、今回の内容は知ったとしても簡単にはできないのです。
私は若いころ、うまく理由が見つけられませんでした。試行錯誤しました。
「〇〇しなさい。そんなんじゃだめだから。」
最初はこんな説明でした。
聞いてもらえるはずがありません。
だんだんと子どもを大切にするということを考えるようになって、
「あなたの行動を制限するのは、誰かを大切にするため」
という伝え方をするようになりました。
そうして以前より説明が子どもに受け入れてもらえるようになったと感じるようになりました。
「〇〇してはいけません、あなたがけがをするから。」
「〇〇してください、私とっても困るのです。」
「〇〇してほしいです、次に使う人がすぐにできないのです。」
理由の基本は「あなたを大切にしたいから」です。
でも、そうじゃなくてもいいのです。私や、他の誰かを大切にしたいから、我慢をしてください。
これはやさしさにつながると思います。
できれば あなただけの 表現で 伝えてください
使い古された表現はなるべく避けた方がいいと思います。聞き流されてしまうから。聞いていて面白くないと思います。
伝える人の実感がにじむ言葉で伝えると興味を持ってもらえると思います。
だから、あなたの実感が、体感がある言葉にするといいと思います。そうすると必ずオンリーワンの表現になるからです。
腹落ちレベルで理解していることとなると、途端に伝えることが難しくなります。だから、これは全員はできないかもしれません。
ステレオタイプな理由でも仕方がないかもしれません。
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