ちゃんとしている人が損をしないようにする

ちゃんと取り組んでいる人に注目する

複数の子どもに何か頼んだとします。学校だとよくあるシチュエーションです。家庭でも兄弟に頼んだ場合が当てはまります。

「これみんなで片づけて」など。

取り組みに差があった場合、ついついしていない方に注目を向けがちです。そして、きちんとしている方が放置されがちです。

でも、これって変なんです。きちんとしていると無視されて、いい加減にするとみてもらえる。

だから、この場合いい方を誉めます。一緒に手伝います。難しい作業があれば一緒に解決策を考えます。つまり、注目します。

万能ではないですが、取り組みの悪い方も改善されます。なにより悪い方を注意するより雰囲気がいいです。

思い出話

上司に逆のパターンをされたことがあります。人として見られている気がしなかったです。

指導がうまくいかず、校長さんからの評価も落ちていた時期でした。

あるとき、放課後生徒と活動していました。当然のように勤務時間は過ぎています。

いまのように、教員の長時間労働が問題になる前です。世間では問題になっていませんでしたが、現場は疲弊していました。

でも、現場にはやはり生徒との時間は大切という意識はあったと思います。

だから、生徒と遅くまで活動しているのは職員としては評価して欲しかったのです。

このとき、校長さんが見回り?のような形で教室の中をのぞきました。

私は期待しました。生徒か私に何か前向きな言葉をかけてくれるのかな、と。

ところが、校長さんなにも言わずに次の部屋へ。

後日、この時は指導上の問題が起こった部署があり全体を見回りしたということが分かりました。

校長さんの注目の仕方は全く逆でした。できていて当然。うまくいってないと注意する。

やる気がなくなりました。というか、だいぶうまくいっていなかった時期なので悔しかったです。

彼は私の何を見てくれていたのだろうか。

はじめ、教員としては私は劣等生でした。
教員にとっての上司は、教員の先生でした。もっとうまく育ててもらいたかった。

この時期かなりつらかったのです。

いろいろなことを指導されましたが役に立ったことはほとんどありませんでした。

私にも成長は必要でした。

話がそれました。

あのとき校長さんにポジティブな声掛けがあったら私は少し救われていたと思います。

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